Creative Direction

Tajimi Custom Tiles

Tajimi Custom Tilesは、岐阜県・多治見で製造するビスポークタイルの新しいブランドです。多治見市は卓越した職人技と100年の伝統を誇る日本のタイル産業の中心地です。多治見のタイル会社のほとんどは標準的なタイルの大量生産です。しかし 一方で、ほかのエリアではほとんど見られなくなった日本の伝統的な焼成技術や、釉薬表現、それを支える設備や生産方法が残っているのも特徴です。Tajimi Custom Tilesは伝統と職人の卓越した技を誇るタイル製造業者と連携して、あらゆる寸法、形状、色、材質のビスポークタイルを国内外の建築家やデザイナーのために製造します。現在、ミラノデザインウィーク2020での発表に向けて、Max Lamb(マックス・ラム)、Kwangho Lee(イ・カンホ)らのデザイナーとのコラボレーションが進行中です。 Tajimi Custom TilesはDavid Glaettli(ダヴィッド・グレットリ/GDD)のクリエイティブ・ディレクションのもと、2019年に株式会社エクシィズによって立ち上げられました。このプロジェクトでは、ブランドコンセプトや戦略、アイデンティティの明確化などを行うほか、展示会のコンセプトおよびデザイン、デザイナーの選定、デザインブリーフィングの作成、職人とともにデザインやプロトタイプの再検討、フライヤー、パッケージ、そしてウェブサイトの作成のための写真家とグラフィックデザイナーの選定やディレクションを行っています。tajimicustomtiles.jp
Creative Direction

Karimoku New Standard

カリモクニュースタンダード/KNSは、日本の家具メーカーであるカリモクが2009年に設立した先進的なアイデアと優れた製造技術を融合した家具ブランドです。カリモクの職人が培ってきたユニークな視点と国内外から選ばれた有数のデザイナーとともに開発した、現代的で楽しく機能的な家具とホームアクセサリーのコレクションを、ホームユースやコントラクトユース向けに展開しています。コレクションのすべてのアイテムはサスティナブルで森林から調達した国産の広葉樹を使い、日本国内で製造しています。KNSコレクションは、世界22カ国の127店舗で販売されています。また、パリのFonds National d'Art Contemporainやシカゴ美術館など、世界各地の美術館で収蔵・展示されています。同ブランドはIFデザイン賞、スイス連邦デザイン賞、グッドデザイン賞など多数のデザインアワードを受賞しています。 2013年より、David Glaettli (ダヴィッド・グレットリ)がKNSのクリエイティブディレクターを務め、ブランドコンセプトの構築、デザインやプロダクトの戦略、デザイナーの選定、デザインブリーフィングの作成、デザインの修正、プロトタイプの評価、ブランドのイメージやビジュアルの調整、カタログ、フライヤー、ウェブサイト、展示会などの販促・コミュニケーションツールのコンセプトやデザインを開発するためのコラボレーター(写真家、グラフィックデザイナー、アーティストなど)の選定やディレクションなど、広範囲にわたります。
Exhibition Design

Swiss Design / Made in Japan

スイス の先進的なプロダクトデザインと日本の卓越した伝統工芸技術が出会ったら、何が起こるでしょうか? Swiss Design / Made in Japn展はその問いに応え、スイス のデザインを新しい視点から紹介しました。これは二つの文化間のコラボレーション、そして相互に提供し合えるものについての展覧会として、日本の製造者や職人と協働したスイス のデザイナーあるいはアートディレクターがデザインしたものが展示されました。また、日本でデザインされ、スイス で製造された選り抜きのプロダクトも展示されました。展示作品は両方の国の価値観を体現しており、デザイン文化の共通点として、ものごとの本質、品質、機能性、慎み深さに対する認識。異なる点としては、スイスのデザインは非常に合理的な観点を提示するのに対し、日本のデザインは言葉にできない考えを具現化するということがあります。本展では、日常的なものの展示を通して、現代のグローバル化された世界における有意義でサステナブルなプロダクトデザインのあり方を探りました。 本展はスイス大使館の主催で、David Glaettli(ダヴィッド・グレットリ/GDD)のキュレーション・ディレクションの元に、東京デザインウィーク2019期間中に、東京 原宿エリアのギャラリースペースで開催されました。また、会場内にスイスデザインのポップアップショップとデザインラウンジも設置されました。 キュレーション、クリエイティブ・ディレクション:David Glaettliwww.swiss-design-japan.jp
Exhibition Design

Tokyo Design Week 2017

東京デザインウィーク2017で、カリモクニュースタンダード/KNSは「Variations/Situations」と題する展示を、六本木のAXISビルにあるIMAコンセプトストアで開催しました。この展示会場は、フランスの写真ギャラリーのイエローコーナーとシェアされました。David Glaettli(ダヴィッド・グレットリ/GDD)は写真ギャラリーでの展示をクリエイティブな契機と捉え、東京を拠点とする写真家のGottingham(杉山豪州)とコラボレートし、家具と写真作品が響き合うインスタレーションをつくりあげました。写真作品は、もともとKNSカタログ2017のための写真撮影の時にGottinghamとDavid Glaettliが協同で制作したものです。このクリエイティブなコラボレーションでは、インテリアのシーンの背景として用意した数枚の大きな可動壁が使われました。すべてのシーンを撮影後、最後に大きな可動壁に囲まれた何もない人工的な空間が撮影されました。この結果、一見すると何もない建築空間でありながらもう一度見るとスケールや大きさが不明瞭な演出された空間が現れる、一連の印象的で不思議な写真作品が生み出されました。ニュートラルなギャラリースペースを使ったこの展示で、これらの写真は特別にデザインされたバックライト付きのフォトフレームに納められ、その前に置いたKNSの家具と組み合わせて展示されました。こうすることで、何もない空間の写真が家具の「借景」をつくりだし、また逆にこれらの家具は、壁に展示された写真から落ちてきた家具のようにも見えます。このプロジェクトでは、ロケーション探し、展示コンセプト、計画、スタイリング、コラボレーターの選定とディレクションを行いました。 
Production & Styling

Photo production for Karimoku New Standard Catalogue 2017

東京を拠点とする写真家のGottinghamによって、カリモク家具社内の広い写真スタジオで撮影されました。過去数年間、GDDはアパートメントやオフィスなど実在する空間で、カリモクニュースタンダードの家具を撮影してきました。特徴的な家具が、東洋でも西洋でも、新しい場所でも古い場所でも、プライベートでもパブリックでも、あらゆる種類の空間に適合することを示すことは、私たちにとって重要なことでした。このカタログでは、私たちはスタジオの人工的な空間の演出された環境で撮影することに決めました。オーセンティシティを重んじる同ブランドの価値観に忠実に自然なやり方で家具を見せながらも、いかに実在するインテリアを模倣しない見せ方を実現できるかが課題でした。このことを実現するため、私たちは大きな可動壁と木毛セメント板の床材を使ってセットをつくりました。これらのインテリアは本物ではないことをあえて隠さず、しかしそれでも空間感を伝えて見る人の想像力をかきたてることを目指し、これらの写真は本物と偽物、そして幻想と現実が曖昧になるような演出をしました。このプロジェクトでは、ロケーション探し、コンセプトデザインと実施、そして写真家とスタイリストの選定とディレクション、セットのデザインとスタイリングを行いました。
Stand Design

Salone Del Mobile di Milano, 2017

過去数年間のサローネ・デル・モービレ・ミラノでは、カリモクニュースタンダード/KNSは、ミラノの中心部にあるアパートメントやオフィススペースなどのリアルな空間で展示を開催してきました。それは、現代的でユニークな特徴を備えたこれらの家具が、東洋でも西洋でも、新しい場所でも古い場所でも、プライベートでもパブリックでも、あらゆる空間に適合することを示すことは私たちにとって重要なことでした。 2017年、KNSは始めてロー・フィエラにあるサローネ・デル・モービレの見本市で展示を開催しました。この展示の課題は、本物のインテリアを模倣することなく、どのようにな自然なやり方で来場者の想像力をかきたてるような家具の展示ができるかということでした。このことを達成するために、「実物大のモデル」という展示スタンドのデザインコンセプトが考案されました。このスタンドは、それが舞台装置であることを包み隠さずに表現しています。人形の家のように外から眺めることができるオープンな空間が6つの部屋で構成されました。壁の端部は、その内部構成が見えるような特殊なディテールになっており、ドアや窓は厚紙から切り出されたパーツのように見えます。
Design Management

2016/ Arita

2016/(ニーゼロイチロク) は陶磁器の食器、インテリアアクセサリー、ジュエリーの新しいブランドです。同ブランドは有田の16社の商社・窯元の長年の歴史を通じて培われた製陶の専門技術と国内外のデザイナー16組のコラボレーションで、合わせて400種近いプロダクトを製造しています。2016/ は2年間の開発を経て、2016年のミラノデザインウィークで発表しました。 1616年、朝鮮の陶工によって日本に磁器製造技術が伝えられ、陶磁器の主材料である純度の高いカオリン質の陶石が、佐賀県の有田で見つかりました。その後数世紀にわたり、有田は日本の最も重要な陶磁器生産地として発展を遂げました。有田焼はその傑出した品質と美しさによって、世界で高く評価されています。20世紀の終わりに、有田は急激な経済衰退に直面しました。この衰退から脱却するための取り組みの一環として、有田焼創業400周年という節目に、佐賀県によって、2016/プロジェクトが始動しました。この画期的なプロジェクトは、磁器生産の伝統を守るために地元の生産を再活性化し、新しい市場を開拓することによって経済回復を目指しました。David Glaettli(ダヴィッド・グレットリ/GDD) は、デザインマネージャーとしてマーケットリサーチ、メーカーへのヒアリング、クリエイティブディレクターとともにデザイナーの選定、デザイナーとメーカーの組み合わせの検討、プロダクト計画、スケジュール作成、プロジェクト調整、デザイナーのためのブリーフィングの作成、デザインプロセスの監修、デザイン提案の修正、デザイナーとメーカーの間の調整、プロトタイプと生産プロセスの監修、プロトタイプと品質管理の修正などを行いました。
Exhibition Design

Tokyo Design Week 2015

東京デザインウィーク2015では、David Glaettli(ダヴィッド・グレットリ/GDD)はカリモクニュースタンダード/KNSの展示のクリエーションに特に深く関わりました。展示会場として、東京の代官山にある人気スポット、T-SITEの広いギャラリースペースを選びました。展示デザインは東京を拠点とする施工会社TANKと協同で考案し、施工しました。とても天井高が高い特異なプロポーションの展示空間で、家具が所在なさげで不釣合いな感じに見えてしまう恐れがありました。この問題の解決策として、MDFでつくったシンプルな展示台に、その上に置かれる家具と響きあうような様々な基準グリッドのパターンをプリントしました。グリッドによって空間のスケールが明らかになり、来場者は展示物の寸法やプロポーションを理解することができます。このコンセプトをより強めるために、間仕切り壁も施工されました。溶接接合されラッカー仕上げの鉄筋補強用格子で構成されるグリッドのパターンは垂直方向にも展開され、空間を構成するグラフィカルなレイヤーを形成しました。もうひとつの面としてはKNSのアクセサリー、そしてKNSのデザイナーたちがデザインした他のプロダクトを扱うミニストアが設けられました。また、来訪者への特別なおみやげとして、京都を拠点とするアーティストの松延総司と協同して、手書きのパターンを施した特製ファブリック製のオリジナル・ナップサックが考案されました。 この展示のために、GDDは展示コンセプトの考案、開発、実施を行いました。その他に食のコンセプト、ショップのキュレーション、計画、スタイリング、ロケーション探し、コラボレーターの選定と調整も行いました。
Exhibition Design

Tokyo Design Week 2014

東京デザインウィーク2014のために、カリモクニュースタンダード/KNSは普段、PR、編集者、建築家がシェアしている東京都心部の事務所にて展示を開催しました。このリアルなワークスペースの状況のなかで、来場者たちは日常的に使われているKNSの家具を見て、触れて、試しました。このオフィスに併設されたギャラリーで、David Glaettli(ダヴィッド・グレットリ/GDD)がキュレートした特別展「Q&A - BIG-GAME」が開催されました。特別展では、BIG-GAMEが過去10年間に著名な企業10社のためにデザインした10のプロダクトが紹介されました。BIG-GAMEがデザインした10のプロダクトのそれぞれは、GDDが選んだ日本独自のアイテムと組み合わせて展示されました。アイテムはBIG-GAMEのプロダクトの日本にある「片割れ」として、BIG-GAMEのプロダクトと関係を結び、思いがけない方法でそれらを説明し、新しい文脈にあてはめています。この「10+10」の展示は、文化横断的な「もの同士の対話」を形にして、遊び心あふれるやり方でBIG-GAMEの考え方や仕事の仕方をよりよく理解できるようにしています。BIG-GAMEのプロセスは、私たちの日常生活にあるものに根ざし、そこから着想を得て、最終的には機能的で普遍的な遊び心のあるデザインが生まれるのです。このプロジェクトでは、GDDは展示コンセプトの考案、開発、実施に関わり、ロケーション探し、計画、スタイリング、「Q&A」のキュレーションなどを行いました。
Exhibition Design

Milan Design Week 2014

ミラノデザインウィークで5回目のカリモクニュースタンダー/KNSの展示は、ミラノのカステッロ広場のすぐ近くの壮観な19世紀末の中庭に隣接するショールームの真っ白な展示空間で開催されました。前年の成功をさらに上回ることを目指し、KNSは再びArabeschi Di Latteと組み2回目の「Kitchen Library」」を開催しました。この展示では、日常生活のコンヴィヴィアリティとインスピレーションをテーマにした食べ物、本、家具を中心に期間限定の読書ラウンジが実現されました。この展示では、Arabeschi Di Latteが世界中から集めた古いレシピ本の素晴らしいコレクションをインスタレーションのなかに組み込み、来場者が手にとって読めるようにしました。インスタレーションの一環として、Arabeschi Di Latteは「words and foods on loan」というコンセプトを考案しました。アイディアや言葉と同じように、食べ物や料理は常に国境を越えて異なる文化的コンテクストのなかで再解釈され、最終的にはまた新しい独自のものになります。Arabeschi Di Latteはこのコンセプトを掲げ、西洋を起源とする日本の定番料理を選び、その定番料理をヨーロッパに持ち帰り、地場の食材を使って新たに考案しました。これらの新たに考案された料理や飲み物は展示と一体化したキッチンで準備され、来場者たちにふるまわれました。このプロジェクトでは、David Glaettli(ダヴィッド・グレットリ/GDD)は展示・イベントのコンセプト、計画、スタイリング、コラボレーターの選定と調整、ロケーション探しなどを行いました。
Exhibition Design

Milan Design Week 2013

カリモクニュースタンダード/KNSの注目度をさらに上げるために、ミラノデザインウィーク2013の展示は2箇所で開催されました。メインの展示は著名なSpazio Susana Orlandi (スパツィオ・ロッサナ・オルランディ)、もうひとつのインスタレーションはランブラテ地区にある食・イベントをデザインする著名なデザイナー集団Arabeschi Di Latte(アラベスキ・ディ・ラッテ)のスタジオで行われました。 Susana Orlandiの比較的小さな空間では、前年に東京デザインウィークの展示のためにつくった着色されたOSBパネルを再利用し、「A new standard in Japanese furniture making」と題したコレクションの展示用ステージをつくりました。この展示には1週間で11,000人が訪れました。Arabeschi Di Lattenのスタジオでは、David Glaettli(ダヴィッド・グレットリ/GDD)はKNSのチーム、Arabeschi Di Latten、そしてヴェローナ/マイアミを拠点とする出版社 Fortino Editions(フォルティーノ・エディションズ)を招き「Kitchen Library」と題するインスタレーションを行いました。「Kitchen Library」は、KNSの家具、Fortino Editionsがこの展示のためにキュレートした仮設のライブラリー、そしてArabeschi Di Lattenがスタジオ内のオープンキッチンで特別に準備した飲み物や軽食のケータリングを提供する読書ラウンジで、この光に満ちた空間は、デザインウィークの喧騒から逃れて落ち着ける静かなゆったりした隠れ家として、多くの来場者から高く評価されました。このプロジェクトでGDDは、ロケーション探し、コンセプト、計画、スタイリング、コラボレーターの選定と調整、プレスリリースやプレスキットの作成などを行いました。