ミラノデザインウィーク2016のカリモクニュースタンダード/KNSの展示は、イタリアを拠点に活動する韓国人アーティスト、Chung Eun-Mo(チャン・ウンモ)を招いて、歴史的なチンクェ・ヴィエ地区にある中庭の奥にある独特な風情のある空間で開催されました。David Glaettli(ダヴィッド・グレットリ/GDD)はChung Eun-Moに、KNSの家具と彼女の魅力的な絵画の対話を促す広大なインスタレーションの制作を依頼しました。KNSの家具は、決まりきった考え方を突き崩し、ものの在り方を原点から考え直しています。この展示は、普通や一般的という意味ではなく、模範あるいは指針を示すものという意味を込めて「Standard」というタイトルがつけられました。これらの家具をChung Eun-Moの作品と対比することによって、思いがけない直感的な方法でこのコンセプトを伝えることができると感じました。
韓国のソウルで生まれたChung Eun-Moはニューヨークで学び、1987年から現在までイタリア、ウンブリア州のトッレオルシナを拠点に制作活動を続けています。画家としての作品のほか、メンフィス/ポストデザインのためにカーペットをデザインしています。
www.karimoku-newstandard.jp
www.chungeunmo.com