東京を拠点とする写真家のGottinghamによって、カリモク家具社内の広い写真スタジオで撮影されました。過去数年間、GDDはアパートメントやオフィスなど実在する空間で、カリモクニュースタンダードの家具を撮影してきました。特徴的な家具が、東洋でも西洋でも、新しい場所でも古い場所でも、プライベートでもパブリックでも、あらゆる種類の空間に適合することを示すことは、私たちにとって重要なことでした。このカタログでは、私たちはスタジオの人工的な空間の演出された環境で撮影することに決めました。オーセンティシティを重んじる同ブランドの価値観に忠実に自然なやり方で家具を見せながらも、いかに実在するインテリアを模倣しない見せ方を実現できるかが課題でした。このことを実現するため、私たちは大きな可動壁と木毛セメント板の床材を使ってセットをつくりました。これらのインテリアは本物ではないことをあえて隠さず、しかしそれでも空間感を伝えて見る人の想像力をかきたてることを目指し、これらの写真は本物と偽物、そして幻想と現実が曖昧になるような演出をしました。このプロジェクトでは、ロケーション探し、コンセプトデザインと実施、そして写真家とスタイリストの選定とディレクション、セットのデザインとスタイリングを行いました。
www.karimoku-newstandard.jp
www.gottingham.com