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Tokyo Design Week 2015

東京デザインウィーク2015では、David Glaettli(ダヴィッド・グレットリ/GDD)はカリモクニュースタンダード/KNSの展示のクリエーションに特に深く関わりました。展示会場として、東京の代官山にある人気スポット、T-SITEの広いギャラリースペースを選びました。展示デザインは東京を拠点とする施工会社TANKと協同で考案し、施工しました。とても天井高が高い特異なプロポーションの展示空間で、家具が所在なさげで不釣合いな感じに見えてしまう恐れがありました。この問題の解決策として、MDFでつくったシンプルな展示台に、その上に置かれる家具と響きあうような様々な基準グリッドのパターンをプリントしました。グリッドによって空間のスケールが明らかになり、来場者は展示物の寸法やプロポーションを理解することができます。このコンセプトをより強めるために、間仕切り壁も施工されました。溶接接合されラッカー仕上げの鉄筋補強用格子で構成されるグリッドのパターンは垂直方向にも展開され、空間を構成するグラフィカルなレイヤーを形成しました。もうひとつの面としてはKNSのアクセサリー、そしてKNSのデザイナーたちがデザインした他のプロダクトを扱うミニストアが設けられました。また、来訪者への特別なおみやげとして、京都を拠点とするアーティストの松延総司と協同して、手書きのパターンを施した特製ファブリック製のオリジナル・ナップサックが考案されました。
この展示のために、GDDは展示コンセプトの考案、開発、実施を行いました。その他に食のコンセプト、ショップのキュレーション、計画、スタイリング、ロケーション探し、コラボレーターの選定と調整も行いました。

www.karimoku-newstandard.jp
www.tank-tokyo.jp
www.matsunobe.net